【SKE48】松井珠理奈が新日本プロレスのスペシャルアンバサダーに就任!リーダーシップと賛否両論

 

【SKE48】松井珠理奈が新日本プロレスのスペシャルアンバサダーに就任!リーダーシップと賛否両論

 

松井珠理奈と「賛否両論論」

ご存知のように、
松井珠理奈は2018年1月4日の
新日本プロレス東京ドーム大会の
スペシャルアンバサダーに
就任した。
その関係のインタビューの
後編がこちら
その見出しが上記ツイートだ。

「賛否両論あっても話題になればいい」
秋元康さんは、そもそも、かつてから
賛否両論が出ないようではダメだ
という考えだと思う。
予定調和を壊す。
同じことをしていては
7掛けで衰退してゆく。
インタビューでそのような趣旨のことは
何度か述べているはずだ。

「賛否両論」とは、物事に対して
肯定的な意見と否定的な意見が
同時に存在する状況を指す。
賛否両論が起こる背後には、
その話題が大衆の関心を集め、
感情を揺さぶる力があるからだと言える。
それは、ある意味でメディアの力を
最大限に引き出す戦略とも言える。

 

AKBの「賛否両論」

AKB48グループは、
賛否両論を続けた結果
12年間生き残ってきた、
と言ってもいいと思う。
チームA1st劇場公演中の
「スカート、ひらり」
という楽曲からして
「パンツ見せ集団」と
揶揄されたそうだ。
(実際はブルマである。)
握手会というシステムも
総選挙も賛否両論だろう。
賛否両論がある一方で、
それゆえに、
アイデンティティは強固になり、
グループとファンとの
強固なつながりを生み出す原動力に
なったと言えるだろう。
AKB48は、
賛否の「否」である
揶揄や批判にも立ち向かい、
公然と自身のスタイルを貫くことで、
強烈な印象と認知度を広めたのだ。

こうした賛否両論の中で
グループが成長し続ける
様子を見ていると、
まるで生命体のようにも思える。
新たな試みや挑戦によって
常に変化し続け、
時には賛否両論を巻き起こしながらも、
その中で学び、進化し続けている。
このプロセスは、
自然界の生物が適応と進化を
繰り返す様子を彷彿とさせる。

 

初期の松井珠理奈とSKE48

私はかつて、AKB48の中にいる
松井珠理奈を初めて見たとき、
アイドル性以外のなにかを
感じ取った。
ビジュアルが好みだったことは
否定しない。
が、そのビジュアルには
アイドル以外のなにかが
表れていた。
松井珠理奈に注目するにつれ
そのなにかが少しずつわかってきた。
リーダーシップ、責任感、
強い意志、利発さ。
これらはアイドルの枠を超え、
一人の人間として
尊重されるべき資質だ。

その後、必然的に
SKE48という集団に
注目するようになった。
ここにも、アイドル性以外の
資質が高いメンバーがたくさんいた。
平田璃香子、佐藤実絵子、中西優香、
大矢真那、桑原みずき…。
SKEは、彼女たちの人としてのモラル、
優秀さによって、AKBを超えようとし、
またゼロポジ公演ドキュメントなどで
語られた「どん底の時期」を
乗り切ったのだと思う。

1期生の背中を見て、
斉藤真木子は5期研究生を鍛え上げ、
研究生公演は劇場公演の当選倍率で
チームEを上回った。
(松村香織がかつて言っていた。)
それを支えたのは内山命だ。
高柳明音はチームC(2代目チームKⅡ)
時代には、大雅量を持ち合わせていた。
現KⅡリーダーの大場美奈も
SKEに来てリーダーの器を
更に大きくした部分もあるのではないか。
近年では、須田亜香里が、
人の上に立つ器をさらに
身につけつつあると思う。
松村香織しかり。
後藤理沙子はゴリチルの総帥である。

 

松井珠理奈のさらなる成熟

松井珠理奈が
「賛否両論あっても話題になればいい」
と秋元康のようなことを言いだした。
「賛否両論」を口にすることは、
自己の成長や
グループ全体の発展への挑戦とも
言えるだろう。
また、彼女の成熟した視点を
示すものだろう。
様々な評価や意見がある中で、
自己をしっかりと持ち、
変わりゆく状況に柔軟に対応し、
常に成長し続ける。
そこには、公の人としての
強靭さだけでなく、
松井珠理奈の
一人の人間としての魅力が詰まっている。

インタビュー中では
「アントニオ猪木のようだ」
と評されている。
アントニオ猪木は
プロレス界でその名を轟かせ、
多くの賛否両論を巻き起こしながらも、
その存在感と影響力は絶大だった。
記事がこうした大物の名を
引き合いに出すことで、

松井珠理奈も清濁併せ呑む度量を
身につけつつあることを
表現しているのだろう。

賛否両論のなかにこそ
進化と成長の種があるのではないか。
それはアイドルグループだけでなく、
どのような団体や組織にも
共通する教訓かもしれない。
大きな目標に向かって
挑戦し続ける中で、
賛否両論を恐れず、
むしろそれを受け入れることで
成長していく。

その姿勢は、松井珠理奈や
AKB48グループだけでなく、
我々自身にも大いに参考になる。

松井珠理奈は、SKE48は、ますます
アイドル以上のなにかに
変貌しようとしているような気がする。

 

松井珠理奈が語るプロレスの歴史を知る重要性

松井珠理奈が
プロレスにハマっている。
その中で松井珠理奈は、
プロレスの歴史を知る、
歴史を追いかけることの
重要性を何度か語っている。

 

松井珠理奈の歴史性

これは、松井珠理奈自身
「この人は私の歴史を
 知っていればこんなことは
 言わないんじゃないかな」
と幾度となく思っただろうことと
少なくとも彼女の潜在的な部分では
無関係ではないような気がする。
「私がAKBグループで
 体験してきたこと、
 私の歴史を知ってほしい」
という心の叫びでもあるような
気がする。
それはたとえば、SKEに加入直後、
キャリアゼロでAKBのCDシングル
『大声ダイヤモンド』で
序列1位に抜擢されたものの
「なんでAKBにSKEのメンバーがいるんだ!」
と言われたり、
握手会で握手を飛ばすファンがいたり、
という体験であろう。

 

「新しいSKEらしさ?」と松井珠理奈の信念

ところで、ある評論家の方は
(SKEの番組をやってくれているので
 感謝はしています)
SKE6期生より下あたりは、
いわゆる体育会のSKEではない
と度々述べている。
また、ある討論番組に出た
ある若手メンバーは
「新たなSKEらしさ」が
必要なのではないかと
問題提起をしている。
一方、同討論番組で松井珠理奈は
「可愛さは足りすぎている。
 足りないのはSKEらしさ。
 全力以上。」
とコメントしている。

松井珠理奈は、
SKEの本質的な魅力は
その歴史や伝統、
そして独自のパフォーマンスにあるという
信念を持っているのだろう。

そして、松井珠理奈は
新たなメンバーやファンに対しても、
SKEの歴史や伝統を知り
理解してほしいのだろう。

松井珠理奈のこの考え方は、
SKEのみに該当するものではない。
組織やコミュニティに
新しいメンバーが加入する場合、
彼らが組織の文化や価値観を理解し、
尊重することは、一般論として
重要であろう。

 

SKE内のイデオロギーの差異

私の勝手な想像だが、
5期生の「えごなる」と古畑奈和の間に
SKEについてのイデオロギーに
仮に差異があるとするならば、
それは、S3rd『制服の芽』公演に
アンダー出演したか否か、
桑原みずきの教育を受けたか否か
が大きいのではないかと思う。
市野成美、江籠裕奈は
中学1年生のときに
S3rdに出演し、
桑原みずきの洗礼を受けている。
そして、加入当時、
5期研究生を鍛えていたのは
斉藤真木子である。
この初期の環境が、
現在のイデオロギーに
多大な影響を与えている可能性は
多分にあるような気がする。
それに対し、古畑奈和は
比較的早い時期に
初代チームEのみに
アンダー出演の後、
初代チームEに昇格している。
研究生時代、チームEを通して
斉藤真木子の洗礼は受けだだろうが
初代チームEは、
そこまで体育会のにおいがする
チームではなかったように思う。

6期生は2人
S3rdに出演しているが
桑原みずき卒業後である。
1人は北野瑠華で、
1人はすでに卒業している。
ただし、6期生は
佐藤実絵子が研究生公演を見に来て
SKEイズムを注入されている。

桑原みずきがいたS3rdという
歴史を知る者と知らぬ者。
桑原みずきがいた選抜という歴史を
知る者と知らぬ者。
SKEに対するイデオロギーが
ここである程度分かれるような
気もする。

ところが、7期生には、
杉山愛佳がいる。
桑原みずきになりたかったのが
宮前杏実であり、
宮前杏実にあこがれているのが
杉山愛佳である。
また、浅井裕華のあこがれは
須田亜香里である。
須田亜香里も劇場でクレイジーな
(ほめている)パフォーマンスを
続けてきた人である。

次に8期生を見てみよう。
松井玲奈推しの倉島杏美は
並のSKE推しより先輩である。
坂本真凛はペンペンの弟子であり、
どりー民である。
北川愛乃は昇格時にチームSに
「がむしゃらさがあまり見えない」
と言った人である。
3人とも、劇場でクレイジーな
パフォーマンスをしている(ほめている)
SKE原理主義者ではないか。

そしてSKE原理主義者といえば
D1には福士奈央がいる。

一部の論者が語るように、
そうカンタンに
「新しいSKEらしさ」に
移行するようには思えないのだが
どうでしょう。

 

2021年4月29日追記。

高柳明音、松井珠理奈が
劇場での最終公演を終えた。
2020年12月の決算報告資料にも見える
SKEのリブランディングは、
どうなるのだろうか?
引き続き、全力感を打ち出すのか。
それとも、坂道に寄せるのか。

 

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