公務員試験に独学で合格する行政法の勉強法:スー過去と一問一答

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公務員試験に独学で合格する行政法の勉強法:スー過去と一問一答

 

はじめに

公務員試験において
行政法は重要な科目ですが、
初心者の方にとっては
どのように勉強すれば
良いのかわからないかもしれません。
本記事では、公務員試験の
行政法を効果的に学ぶための
勉強法を解説します。

 

行政法とは?

公務員試験で出題される
行政法について、
まずは基本的な知識を理解しましょう。

行政法とは、
行政の権力行使や
行政手続きに関する
法律のことです。
公務員試験では、
行政法の知識と理解が求められます。

ただし「行政法」という名前の
法律は存在しません(笑)。

国家行政組織法
行政手続法
行政事件訴訟法
などなど、たくさんの法令群を
説明するための理論が
「行政法理論」です。
それは、「夜空の星々」と
その運動を説明する万有引力
などの「理論」の関係と同じ
とのことです。
(『行政法入門』藤田宙靖より

 

公務員試験行政法の難易度

行政法は公務員試験において
他の科目と比較して
難易度が高いとされています。
しかし、適切な勉強法を
身につけることで、
初心者でも独学することができます。
以下に、行政法の難易度と
それに対する対策を
詳しく解説します。

 

行政法の難易度の特徴

行政法の難易度が高い理由は、
以下の特徴によるものです。

・専門的な知識と理解が求められる
行政法は法律の一分野であり、
専門的な知識と法的な理解が必要です。
法律文書の解釈や判例の理解など、
一般的な常識や知識だけでは
十分に対応することができません。

・複雑な法律条文と用語の多さ
行政法には複雑な法律条文と
専門的な用語が多く含まれています。
これらを正確に理解し、
適切に適用できるようにするためには、
時間と努力が必要です。

 

行政法の対策と学習ステップ

初心者でも取り組みやすいように、
段階的な学習ステップを提案します。

 

1. 基礎知識の獲得

行政法の基本的な
概念や用語について学びます。
専門用語や法律条文の意味を理解し、
全体像を把握することが重要です。

 

2. 判例の理解

行政法には多くの判例が存在します。
重要な判例を調べて読み解き、
判例法の考え方や理解方法を習得します。
判例は法律の解釈や応用において
重要な役割を果たすため、
理解することが必要です。

 

3. 問題演習と過去問の解答

行政法の問題演習を積極的に行い、
過去問を解答して理解を深めます。
問題演習によって
実践的な応用力を養い、過
去問解答によって試験の
出題傾向を把握します。

 

4.継続的な復習と弱点の克服

学習した内容の継続的な復習を行い、
不得意な部分や理解が浅い部分を
重点的に克服します。
定期的な復習によって
知識の定着度を高めることが重要です。

 

結論

公務員試験における行政法の
難易度は高いものの、
適切な勉強法と段階的な学習ステップを
組み合わせることで
初心者でも独学できます。
基礎知識の獲得から判例の理解、問
題演習と過去問の解答、
そして継続的な復習と
弱点の克服までを
しっかりと取り組みましょう。
公務員試験での行政法の合格に向けて、
努力を惜しまず取り組んでください。

 

公務員試験独学の行政法入門

☆伊藤真の行政法入門(日本評論社)

伊藤真さんは
司法試験予備校でおそらく最も有名な
カリスマ講師です。
伊藤真さんは

憲法についての活動にもご熱心です。
行政法も憲法と同じ
「公法」に分類されます。
そんな伊藤真さんの
血の通った行政法入門を読むと
いいでしょう。
行政法の基本の基本の部分を

わかりやすく解説しています。
独学で理解できます。

まずは、このような
気軽に読める本で
行政法の全体像をつかんだほうが
遅いようで速いと思います。

 

☆行政法入門(有斐閣、藤田宙靖)

藤田宙靖先生は
元東北大学法学部長、
元最高裁判事です。
行政法入門は上にも引用したように
行政法をわかりやすい語り口で
概観しています。
名著の誉れが高いです。
本のサイズも小さく
ページも300ページ弱です。
ただ、それでもやや固いので、
知識ゼロから読むのは、
予備校本のほうがいいかな
と思います。

 

☆柴田のS式生講義入門行政法(自由国民社)
☆行政法ザベストハイパー(エクシア出版)

 

上記『伊藤真の憲法入門』より
もう少し網羅性のある本です。
S式またはザベストハイパーを読めば

一問一答を理解できるように
なると思います。
このレベルの導入本を1冊。

S式の柴田孝之さんは
元司法試験予備校の先生です。
(地元三重県菰野町の町長に
 なってしまいました。)

講義調のわかりやすい本を
各科目について書いています。
独学で理解できます。

網羅性もまずまずだと思います。

 

公務員試験独学で行政法の一問一答

☆公務員試験一問一答で論点総チェック(TAC出版)憲法

上記解説本を通読するのではなく、
解説本を読んだ分野から、
『一問一答』に取り組みましょう。
記憶のためには
「脳が生きるのに不可欠と判断する」
ために、くり返しの回数と、
アウトプットが大切だからです。
1度目は、いきなり答を見ても構いません。
本番で必要な知識のインプットのために
問題集を使っているのですから。

出来ない問題にチェックを付けつつ、
全問解けるまで繰り返します。

『一問一答』は、司法試験などで言う
「肢別本」です。
公務員試験の過去問の選択肢をばらして
分野別に再編成しているので、
上記解説書を読んだ分野から
公務員試験の過去問に
取り組むことができます。

重要度が表記されているので、
まずは★★★だけ取り組みましょう。
★は取り組まなくても

国家一般職、地方上級は
合格点に達します。

最初はいきなり、右ページの答を読み、
二度目以降に正解できるようにするのが
コツです。

『一問一答』をひたすらくり返し、
全部できるようにすれば、
合格点に達します。

公務員試験は問題が出ます。
したがって、問題を解けることが
合格のコツです。
上記の「アウトプット」と合わせて、
予備校の講義で時間を浪費せず、
独学であることのメリットです。

 

公務員試験独学で行政法のスー過去

☆新スーパー過去問ゼミ行政法(実務教育出版)

かつて(大多数の人は今も)定番でした。
公務員試験によく出る過去問が
まとまっています。
一応紹介しておきますが、
『一問一答』で合格点に達します。

過去問を解くことで、
実践的な問題演習ができます。
過去問を解く際には、
解答の根拠となる
法律条文や判例を確認しながら
進めましょう。

 

公務員試験独学で行政法学者の本

☆基本行政法(日本評論社)

公務員試験には
オーバーワークと思いますが、
法学部の人は大学と並行して
読んでもいいのでは
と思います。
主に判例をベースにした設問が
最初にあり、
「行政法理論」を用いて
「個別法」を解読し、
「事案」に当てはめて解決する
(初版はしがきより)
ような作りになっています。
このような形式が独特なものの
内容は、特に細かいことが
書かれているわけでも
ないと思います。

 

公務員試験行政法独学のコツ

行政法の学習は、
基本的な流れを
意識することから始めましょう。
行政法の流れを把握することで、
法律の全体像が見えてきます。

重要なキーワードを
理解するためには、
具体的な例え話や補足説明が
役立ちます。
例えば、行政行為の種類について
学ぶ際には、
市役所での手続きを
想像しながら進めると
イメージしやすくなります。

判例の理解は
行政法の学習において
重要なポイントです。
判例とは、過去の裁判で出された
判断のことであり、
行政法の適用や解釈を
理解するために役立ちます。
重要な判例を調べて読み解き、
その背景や理由を理解することが大切です。

頻出する単元としては、
行政立法や行政行為の効力
などがあります。
これらの単元は重要なポイントであり、
重点的に学習する必要があります。

行政法の学習において
暗記は欠かせません。
法律の条文や判例を暗記することで、
問題解決や適切な判断が
できるようになります。

 行政法の勉強は初心者にとっても
難しいかもしれませんが、
適切な勉強法と
適切な参考書・問題集を
活用することで、
効果的に独学できます。
このガイドを参考にして、
行政法の基礎知識から始めて
順を追って学習しましょう。
公務員試験合格に向けて、
頑張ってください!

 

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