公務員試験に独学で合格する刑法の参考書・勉強法:わかりやすい解説書とスー過去と一問一答で合格への道

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公務員試験に独学で合格する刑法の勉強法:わかりやすい解説書とスー過去と一問一答で合格への道

 

はじめに

公務員試験の刑法科目は、
法律に関する知識を問われる
重要な科目です。
初めて刑法に触れる方でも、
基本的なポイントを押さえて
効果的に学習することができます。
この記事では、
公務員試験の刑法科目の
勉強法と初心者向けの
ガイドをご紹介します。

 

公務員試験刑法の独学法

刑法は、
犯罪を犯した人を罰して
個人の法益を保護し、
社会の秩序を維持する法律と
思われるかもしれません。
しかし、逆に、
犯罪と刑罰を明示することにより
法定されていない行為は
罰せられないという
人権保障の機能も持っています。
判例を理解する時は、
法益保護、社会秩序維持と
人権保障のバランスを考えると
いいでしょう。

 

刑法とは、
犯罪行為に対する法的な規定を
定める法律のことです。
犯罪の定義や刑罰の種類、
犯罪の成立要件などが
刑法の範疇に含まれます。

刑法は、私たちの社会における
秩序や安全を維持するための
基礎的な法律です。
犯罪行為は社会に悪影響を与えるため、
刑法はそのような行為に対して
法的な規定を定め、
適切な刑罰を科すことで
社会の秩序を守る役割を果たしています。

例えば、窃盗罪は
刑法によって規定されています。
刑法上の定義では、
「他人の財物を不法に盗む行為」
とされています。
このような行為が刑法で禁止され、
違反した場合には適切な刑罰が
科されることになります。

刑法の学習によって、
私たちは社会の秩序や安全についての
基本的な知識を
身に付けることができます。
刑法を学ぶことで、
犯罪行為の定義や
その影響について理解し、
法的な規定に基づく社会のルールを
守ることができるようになります。

また、刑法の学習は法律や社会に
関心を持つ上でも重要です。
刑法は法律の一部であり、
社会の秩序を維持するための
基本的なルールを定めています。
刑法を学ぶことで、
法的な問題や犯罪行為について
より深く理解することができます。

 

公務員試験独学で刑法入門の参考書

伊藤真の刑法入門(日本評論社)

伊藤真さんは
司法試験予備校でおそらく最も有名な
カリスマ講師です。
刑法の基本の基本の部分を
わかりやすく解説しています。
独学で理解できます。

まずは、このような
気軽に読める本で
刑法の全体像をつかんだほうが
遅いようで速いと思います。

 

公務員試験独学で刑法のスー過去

☆面白いほど理解できる刑法(Wセミナー)
☆新スーパー過去問ゼミ刑法(実務教育出版)

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『面白いほど理解できる刑法』を読めば
スー過去を理解できるように
なると思います。
説明がわかりやすいので
独学できます。

『面白いほど』を通読するのではなく、
『面白いほど』を読んだ分野から、
「スー過去」に取り組みましょう。
記憶のためには
「脳が生きるのに不可欠と判断する」
ために、くり返しの回数と、
アウトプットが大切だからです。
1度目は、いきなり答を見ても構いません。
本番で必要な知識のインプットのために
問題集を使っているのですから。

出来ない問題にチェックを付けつつ、
全問解けるまで繰り返します。

過去問への取り組みは、
刑法の理解度を確認する上で
非常に有効です。
過去問を解くことで、
問題の傾向や出題形式に
慣れることができます。

過去問を解くことによって、
刑法の知識を実際の問題に適用する
経験を積むことができます。
刑法は理論的な学問ですが、
実際の問題に適用することで
理解が深まります。
過去問を解くことで、
刑法の概念や法条を
どのように適用すればよいかを
学ぶことができます。

例えば、過去問には
刑法の基本的な概念や判例を
応用した問題が含まれています。
これらの問題を解くことで、
刑法の理解度や問題解決能力を
確認することができます。
また、過去問には過去の試験の傾向や
出題形式が反映されていますので、
問題のパターンやアプローチに
慣れることができます。

過去問を解く際には、
以下の活用法に注意しながら
取り組むと効果的です。

問題を解く前に、
解答する前提条件や
法条の関連性を確認しましょう。
刑法の知識を整理し、
問題解決に必要な情報を把握することが重要です。

解答過程で刑法の概念や要素を
適用する際には、
具体例や補足説明を加えながら
解答しましょう。
これによって、
自分の理解を深めると同時に、
解答の論理性や正確性を
高めることができます。

解答後には、
解説や解答のモデル回答を
参考にしながら
自己点検を行いましょう。
自分の解答と比較し、
誤った理解や抜け漏れがないかを
確認することが重要です。

過去問の解答を
繰り返し学習することによって、
刑法の理解度を
深めることができます。
解答の過程や解説を
しっかりと理解し、
同じパターンの問題にも
対応できるようになりましょう。

 

公務員試験独学の刑法の一問一答

☆伊藤真が選んだ短答式一問一答1000刑法(法学書院)

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基本的には司法試験用の本です。
しかし、1000肢に絞られているので
公務員試験向けの補強としても、
いいかと思います。

一問一答型の、いわゆる、
肢別本と呼ばれるものです。
公務員試験用では、
憲法、民法、行政法には、
一問一答、肢別本がありますが、
刑法は、公務員試験の科目としては、
マイナーなので、
一問一答型がないのでしょう。

すでに、スー過去をこなしているので、
右ページの答は隠して、
一度目からちゃんと問題を解きましょう。

やはり、公務員試験は問題が出るのですから、
問題を解くのが効果的です。
また、テキストを読むより、
問題を解いたほうが、
脳科学では、脳が
「こんなに使う情報なのか」と判断するので、
記憶に残りやすいようです。
予備校の講義で時間を浪費せず、
独学であることのメリットです。

 

公務員試験の刑法学者の参考書

☆たのしい刑法(弘文堂)総論、各論

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京大法学部の高山佳奈子教授も
執筆に参加されている共著です。
出版社も、伊藤真さんの

「シケタイ」と同じ弘文堂ですね。
刑法は、人に刑罰を課す法
ということもあり
学説が激しく対立し
学者の先生の本は
独自説に満ちあふれていることも
多いです。
それに対し「たのしい刑法」は
共著ということもあり、
判例通説ベースなので
資格試験に向いています。
記述もとてもわかりやすいです。

総論・各論の2分冊で、かつ
厚く感じるかもしれませんが、

記述型試験のような
問題と解答例も載っており、
読みやすい文体なので、
それほど抵抗はないと思います。

法学部なら、学校と並行して
通読するのに向いていると思います。
公務員試験向けには
通読しなくていいと思いますが、
わからない時の調べ物用には
いいと思います。

 

☆刑法入門(山口厚、岩波新書)

元東大法学部長、現最高裁判事の
山口厚先生の、
一般人向けの薄い刑法の本です。
日本刑法界のエースの、
一般人向けの薄い本なので、
もっと早い段階で
読んでもいいかもしれません。
一般向けなので、わかりやすく
独学できます。
一方、別に読まなくても受かります。
『たのしい刑法』の高山佳奈子教授は、
山口厚先生の門下生だそうです。

 

☆刑法(山口厚、有斐閣)

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上記の山口厚先生の
総論と各論が1冊にまとまった、
判例ベースの標準レベルの本です。
山口厚先生は、
自分の学説はクセがありますが、
本書は標準的な教科書として使えます。
ただ、読まなくても受かります。
法学部の人は、大学の授業と並行して
読んでもいいでしょう。

 

公務員試験独学で調べ物用参考書

☆伊藤真試験対策講座(弘文堂)
 刑法総論、刑法各論 

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予備校本としては定番かと思います。
刑法をわかりやすく解説しています。
ただ、分量が多いので、
通読しようとすると
爆死するでしょう。
わからないことがあった時に、
調べ物用に使うと
いいのではないでしょうか。 
そういう使い方ならば、
独学の強い味方になるでしょう。 

 

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公務員試験における刑法の重要性

刑法は社会において
非常に重要な役割を果たしており、
公務員として働く上でも
必要不可欠な知識です。

公務員としての職務には、
法律の遵守や公正な判断が
求められます。
刑法の理解によって、
法令遵守や犯罪行為への
適切な対応ができる能力を
身に付けることができます。
公務員は、社会の秩序や
安全を守る使命を担っており、
刑法の知識がなければ
適切な判断ができない場合があります。

たとえば、裁判所職員として
働く場合を考えてみましょう。
裁判所では、刑事事件や民事訴訟など
様々な法的な問題に関与します。
刑法の知識がなければ、
事件の事実や法的な要件を正確に把握し、
公正な判断を下すことができません。

また、公務員は国民の信頼を受け、
社会の安全や公共の利益を守る
役割を担っています。
刑法の理解によって、
法的な規定に基づいた
適切な対応や処罰が
行われることが重要です。
刑法の知識を持つことによって、
法の下で公正な行動を取ることができ、
社会の信頼を築くことができます。

さらに、刑法の知識は
公務員試験において
重要な評価基準となります。
公務員試験では、
刑法に関する問題が
出題されることがあります。
適切な刑法の知識を
身に付けておくことで、
試験での成績向上や合格にもつながります。

以上のように、
公務員として働く上での
刑法の重要性と勉強すべき理由について
詳しく説明しました。
刑法の理解によって、
法令遵守や公正な判断を行う能力を
身に付けることができ、
公務員としての職務を遂行する上で
欠かせない知識となります。

 

刑法の基本内容と重要なポイント

刑法の基本内容について
理解するためには、
犯罪の成立要件や刑罰の種類、
刑の量刑基準などに
注目する必要があります。

まず、犯罪の成立要件には
法律で定められた要件を
満たす必要があります。
刑法では、犯罪行為の要素や条件が
具体的に規定されています。
例えば、窃盗罪では
「他人の財物を不法に盗む行為」
が成立要件となります。
これらの要件を満たさない場合は、
犯罪行為とは認定されません。

例えば、窃盗罪の場合、
成立要件である
「他人の財物を不法に盗む行為」とは、
他人の所有物を無断で奪い取る
行為を指します。
これによって財物の占有権が侵害され、
所有者の権利が侵害された
と判断されます。
したがって、これらの要件が
具体的な行為に該当する場合、
窃盗罪が成立するとされます。

また、刑罰の種類や刑の量刑基準も
刑法における重要なポイントです。
刑法では、犯罪の種類に応じて
様々な刑罰が規定されています。
例えば、懲役刑や罰金などが
一般的な刑罰として知られています。
また、刑罰の量刑基準は、
犯罪の重大性や状況に応じて
決定されます。
これには慎重な判断と
公平な裁量が求められます。

例えば、窃盗罪の場合、
刑の量刑は窃盗の被害額や
犯罪者の前科などに基づいて
決定されます。
被害額が大きい場合や
繰り返し犯罪を犯した場合、
刑の量刑は重くなる傾向があります。
これは、犯罪の重大性や
被害者への影響を考慮して、
公正な判決を下すための
基準となっています。

以上のように、
刑法の基本的な内容について、
犯罪の成立要件や刑罰の種類、
刑の量刑基準に注目しました。
具体的な犯罪例や
刑罰の例を交えながら解説し、
初心者の方でもわかりやすく
説明しました。
刑法の基本的なポイント
を押さえることで、
刑法の理解が深まり、
公務員試験での対応力を
高めることができます。

 

刑法の基礎から学ぶべき時期と準備期間

刑法の学習を始める
タイミングや準備期間は、
個人の能力や学習ペースによって
異なります。
ただし、公務員試験の範囲を考慮し、
十分な時間を確保して
基礎から学習を進めることが重要です。

刑法は広範な知識を要する科目であり、
初心者の場合は基礎から
じっくりと学習する必要があります。
一般的には、公務員試験の勉強を
開始する前の段階で
刑法の学習を始めることが推奨されます。
これによって、
刑法の基礎的な概念や要素を
しっかりと理解し、
試験の対策に充分な準備を
することができます。

また、刑法の学習には
十分な準備期間が必要です。
公務員試験の範囲を考慮して、
学習計画を立てることが重要です。
自分の学習ペースや能力を考慮し、
週や月ごとに目標を設定し、
着実に学習を進めることが大切です。

さらに、刑法の学習には
継続的な取り組みが必要です。
断続的な学習ではなく、
定期的に学習時間を設け、
コツコツと基礎を積み重ねることが重要です。
また、学習の際にはメモやまとめを作成し、
復習を行うことで
定着度を高めることができます。

最後に、刑法の学習においては
効果的な学習方法を選ぶことも重要です。
教科書や参考書を活用し、
問題集や過去問に取り組むことで
理解を深めることができます。
また、定期的な模擬試験の受験を
通じて実践力を養うこともおすすめです。

一番わかりやすいのは、
大学で法学部、
または刑法の授業を選択できる場合、
大学と並行して、
・解説書
・スー過去
・一問一答
を仕上げると、公務員試験の学習が
かなり楽になるでしょう。

以上のように、
刑法の学習を始めるタイミングや
準備期間について、
個人の能力や公務員試験の範囲を
考慮して詳しく解説しました。
刑法の学習には
基礎からじっくりと取り組むことや
十分な準備期間を確保することが重要です。