頭が良くなる方法、脳を鍛える方法 【科学的根拠アリ】:瞑想、指回し、パズル、運動

脳を鍛えるとは?

ここでは、
「脳に適切な神経回路が形成される」
ことと考えます。

筋トレをすれば筋肉が増えるように
脳を鍛えれば脳が強化されます。

 

瞑想をする

スタンフォード大学の
心理学者(2012年当時)
ケリー・マクゴニガルさんの著書
『スタンフォードの自分を変える教室』
(大和書房)によると、
瞑想をすると、脳の

・前頭前皮質
 (ヒトをヒトたらしめ、
 思考や創造性を担う脳の最高中枢)
・灰白質
 (情報処理の中心となる)
(以上の説明は脳科学辞典より)

を増強することができるそうです。

瞑想のしかた

・椅子に座って足の裏を
 床にぴったりつけるか
 クッションの上であくらをかく。
・目を閉じ、呼吸に意識を集中する。
 気が散ったら、心の中で
 息を吸いながら「吸って」
 息を吐きながら「吐いて」と言う。
・最初は5分ほど。
 習慣化したら10~15分ほど。
・ついでに、呼吸のペースを
 1分間に4~6回に抑えると、
 前頭前皮質が活性化し、
 意志力を高めることができるそうです。 

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指回し体操をする

東大医学部卒、医学博士、
2019年現在群馬パース大学学長の
栗田昌裕さんが提唱する
指回し体操です。

動画のように

1)両手の五本の指先を合わせて、
  ふっくらとしたドームの形を作る。
2)親指から始め、
  それぞれの指の対を、
  互いに触れ合わないように回す。
3)各指の対は最低20回回す。

指回し体操の効果、論文などは
こちら

要約すると、

・迷路抜け速度、計算速度、
 読書速度、数字記憶力、
 数字認知速度などが改善する
・指回し中は脳波が安定化し、
 前頭葉でのアルファ波
 (リラックス時の脳波)
 が優位になり、
 1時間以上安定持続できる。
 この結果と関連して、
 指回しを通じて、
 情緒が安定することが知られている

などの効果があるそうです。

 

パズルを解く

「頭を使え」「考えろ」
などとよく言われます。
しかし、みなさんは、
「考えた」結果、
なにかいいことが起こったことが
あるでしょうか?

大学入試までの
算数、数学を考えましょう。
「考えた」結果、
解けたことはありましたか?
多くの場合、点数を取れた問題は、
解き方を知っていたのでは
ないでしょうか。
「考えた」結果、
問題を解けなかった場合、
それは「頭を使っていた」のでしょうか。
そう言える場合もあるでしょうし、
そう言えない場合もあるでしょう。
たとえば、極端な話、
小学生に微分積分を教えても、
その小学生は、わからなすぎて、
全く「頭を使」っていないと思います。

数学の教科書に載っていることは、
そのまま受け入れるしかありません。
数学の教科書に載っているようなことを
自分で「考え」ついたら、
偉大な数学者レベルですよね(笑)。
まあ、理解の過程で少し
「頭を使う」かもしれません。

学校の勉強は、
しないよりは、したほうが、
脳を鍛えられるのだと思いますが、
意外と「考える」「頭を使う」ことを
していないのではないでしょうか。

そこで「考える」「頭を使う」ために、
試行錯誤の結果、解けるレベルの
パズル
を解くことを提案したいと思います。

☆算数と国語を同時に伸ばすパズル(小学館、宮本哲也)

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中学受験で有名な
宮本算数教室のパズルです。
どのようなパズルかは、
上のAmazonのリンクの
上級編をクリックすると、
少し中身を見ることができます。

算数パズルは、
上級編では5×5マスに

1~5までの数字を入れます。
タテの列もヨコの行も
同じ数字を入れることはできません。
数独、ナンプレのようなものですね。
ただし、このパズルでは、
5×5マスが区切られていて、
たして書かれている数字になるよう、
数字を埋めていくことになります。
考える力、試行錯誤する力、
周囲の状況から推論する力などを
身につけることができます。

国語パズルは、
例えば上級編では、

ゆうと、あおい、しゅんた、
まゆ、さとしの5人は

学年(2、3、4、5、6年)も
得意なスポーツ(テニス、野球、
サッカー、水泳、なわとび)も

それぞれ違い、
・5年生の子は水泳が得意だ
・4年生の子はサッカーが苦手だ
などの書かれた条件から、
表を書いて、
誰が何年生で何のスポーツが得意かを
特定させます。
考える力、文章を正確に読み取る力、
論理的に読む力を

身につけることができます。

算数パズルについては、
『賢くなるパズル』(学研)も出ていて、
9×9マスやかけ算わり算にも
取り組むことができます。

筆者は数学を使って
それなりの大学入試に合格しましたが、
難しめのものはかなり
苦戦しますよ!
大人にもオススメです。

試行錯誤の上で
このようなパズルを解くことにより、
脳の思考や論理を司る部分が
発達するのではないかと思います。
(本記事筆者の推測)

 

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藤井聡太さんの影響で
将棋が人気ですね。
将棋のルールを知っている人は
詰将棋に取り組むのもいいと思います。

1手詰とは、
1回王手をかければ、
相手の王様が逃げられなくなる
問題のことです。

論理、先を読む、図形認識などを
司る脳の部位を発達させる
ことができると思います。
(本記事筆者の推測)

 

運動する

☆脳を鍛えれるには運動しかない!(NHK出版)

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著者はハーバード大学医学部准教授です。
序文より引用します。

運動をすれば(中略)
脳の基礎構造を物理的に強くできる。

脳の神経細胞は
枝先の「葉」を通じて
互いに結びついている。
運動をすると
これらの枝が生長し、
新しい芽がたくさん出てきて、
脳の機能がその根元から強化される。

筆者は、本書で何回も
有酸素運動をオススメしています。

「走るのは辛い。」
そう思う人もいるでしょう。
辛くないペースで走ればいいんです(笑)。
心拍数120/分程度の強度で、
十分成果が得られます。
それほどきつくないと思います。
走ると脚への負担などが不安な人は、
上り坂を歩いてもいいと思います。
ジムのルームランナーに
傾斜をつけるて
歩くのもいいでしょう。

ちょっと視点を変えて
野球やサッカーなどのスポーツを
考えましょう。
スポーツは筋肉でやっていると
思うかもしれませんが、
よく考えると、
スポーツも脳でやりますよね。
スポーツが得意な人は
「頭がいい」のです。
プロスポーツ選手は
学校のペーパーテストの点数は
悪かった人も多いと思いますが、
タレントなどで成功している人も
多いです。
「頭がいい」のです。
このような面からも、
運動は脳を鍛えると
言えるのではないでしょうか。

 

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