囲碁10級から5級への勉強法|レベルと目安。5級の壁を突破するために

 

囲碁ゼロから10級への勉強法
囲碁10級から5級への勉強法
囲碁5級から初段への勉強法

 

囲碁10級から5級への勉強法

 

囲碁5級の壁を突破するために

ゼロから10級への流れの内容を
スラスラできるまでくり返す
 ↓
・手筋

・死活
・布石
・定石
・ヨセ
を5級レベルにする(笑)。

ただし、アマ高段者でも
ヨセで何目もの損をくり返します。
手筋、死活、布石、定石
は7級くらいで、
「ヨセ」が3級くらい、というのが
道場で5級に昇級するために
対局で勝つには、
効率的かもしれません。
難しい定石を間違えて
1目、2目損をしても
(相手も間違えるでしょう)

ヨセを正しく打って
10目も20目も得をしたら、
十分すぎるほどお釣りが来るからです。
ただ、ヨセの勉強は、

やや難しく、退屈かもしれません。

 

5級への手筋と詰碁

 

☆ひと目の手筋(毎日コミュニケーションズ)
☆ひと目の詰碁(毎日コミュニケーションズ)

 

初級者に定番の手筋集、詰碁集で
Amazonでもとても評価が高いです。
内容まで全部書いているかは
わかりませんが、
著者は一応、趙治勲先生です。
あとがきは、おそらく、
趙治勲先生御本人が
書かれているのだと思います。
「難しい詰碁を1つ解くよりも、
 やさしい詰碁を10か20解くほうが
 上達のためになる」
とのことです。
私なりに解釈しますと、
難しい手筋、詰碁は、
簡単な手筋、詰碁の
組み合わせ、応用であることが多いので、
簡単な手筋、詰碁を
パッとできるようにすると、
難しい手筋、詰碁も
だんだんできるようになる、
ということではないでしょうか。

問題形式になっています。
手筋と詰碁の一番の基本は
囲碁ゼロから10級への勉強法
でマスターしたはずですから、
そろそろ、じっくり考えてから
答を見ましょう。
解けなかった問題はチェックをつけ

(Kindle版の場合、問題番号をメモ)
パッと解けるようになるまで

くりかえしましょう。

ただし、本の題名に反して、
本当の初心者には難しいと思います。
そのような方は、
囲碁ゼロから10級への勉強法
を御覧ください。

 

☆第一感の死活(日本棋院)
☆強くなる手筋(日本棋院)

 

日本棋院囲碁文庫の
進級シリーズです。
上記の『ひと目の~』と
重複してこなす必要は
本当はないですが、
この2冊には
「○分で△級」
といった目安が載っています。
前半は5級までのものが多いです。
『ひと目の~』に取り組みつつ、
たまにこちらをつまみ食いして、
「自分は今何級くらいかなあ」と
励みにしてもいいでしょう。

強くなる手筋』の後ろのほうには
当サイトで重視している
「ヨセ」の問題が載っています。

問題形式になっています。
手筋と詰碁の一番の基本は
囲碁ゼロから10級への勉強法
でマスターしたはずですから、
そろそろ、じっくり考えてから
答を見ましょう。
解けなかった問題はチェックをつけ

パッと解けるようになるまで

くり返しましょう。

 

5級への布石、中盤

 

詰碁や石を取る手筋は、
石を生きたり殺したり取ったり
するように打てばよかったです。
それに対し、布石は、
相手が本に書いてあるとおりに
打ってくれることは少ないでしょうし、
いずれは未知の世界に入ります。
中盤はすべて未知の世界でしょう。

ですから、丸覚えではなく、
原理原則を理解することが大切です。
したがって、最終的には問題形式で
理解を確認するにせよ、
最初は解説が詳しい解説書を
読んだほうがいいと思います。
解説書も2度目以降は、
解説を隠し、自分で「問題化」して
理解をチェックするといいでしょう。

 

ヒカルの囲碁入門(集英社、石倉昇)
☆ヒカルの囲碁入門実戦編(集英社、石倉昇)

 

大人気囲碁マンガ『ヒカルの碁』と
ルールを覚えた人を初段に導くような
書籍に定評のある、
東大卒のプロ棋士、石倉昇先生の
コラボレーションの本です。

石倉昇先生の本は、
ルールを覚えたて、初級者あたりの人が
一局の碁を打てるようにするのを
目的としたものが多いように思います。
この『ヒカルの囲碁入門』も
そうだと思います。

実戦編でないほうは、
当サイトの
囲碁ゼロから10級への勉強法
でも紹介していますが、
5級を目指す段階で
読んでも得るものが多いしょう。

石倉昇先生は、実戦編のまえがきで
この2冊をマスターすれば初段以上
とおっしゃっています。

ただ、問題形式ではない、
説明の分量が多いので、
1度や2度、目を通したくらいでは
とても「マスター」できないでしょう。
説明の部分も、2度め以降は
説明を隠して「問題化」して、
マスターできているかどうかを確かめ、
できていないところはチェックをつけて
できるまでくり返しましょう。

巻末には問題があり、
星の数で
無印編は15級、10級、5級の
実戦編は15級、10級、5級、初段の

目安になっています。
励みになるでしょう。

 

☆囲碁ビギナーズ 13路盤で最速上達(NHK出版)
☆13路盤でめざせ初段(NHK出版)

 

上記の『ヒカルの囲碁入門』
シリーズと重複して読む必要は
ないと思います。

2冊とも、美人棋士として有名な
吉原(旧姓梅沢)由香里先生が
参加されています。

とりあえず、13路盤で
一局の碁を打つために大切なことを
学ぼう、という本です。
しかし、それは、
19路盤にも大いに役立ちます。

ビギナーズ
 ↓
目指せ初段
と読み進めるといいでしょう。
『ビギナーズ』は
10級をめざす段階で読んでも
いいと思います。

問題形式ではない、
説明の分量が多いので、
説明の部分も、2度め以降は
説明を隠して「問題化」して、
マスターできているかどうかを確かめ、
できていないところはチェックをつけて
できるまでくり返しましょう。

囲碁ビギナーズ 13路盤で最速上達
序.
最初の一歩―ルールと対局のコツ
1.「陣地」を作ろう―石の生き死に
2.「布石」の原則―序盤の打ち方
3.「戦い」のコツ―中盤の打ち方
4.「ヨセ」の基本―終盤の打ち方
終.19路盤を打つ前に

13路盤でめざせ初段
1.
定石から抜け出そう
2.急場に敏感になろう
3.序盤を優位に運ぶ「打ち込み」
4.差をつける序盤戦略
5.形勢判断が中盤を変える
6.中盤で主導権をとる
7.コウを怖がるな

 

5級へのヨセ

 

冒頭で述べたとおり、
道場の対局で勝って
5級に昇級するには、
「序中盤が荒くてもヨセが強い」
のが効率的だと思います。
当サイトではヨセを重視します。
ヨセ以外が7級、ヨセが3級で
全体として5級、というイメージです。

ここまでに挙げた本でも
『強くなる手筋』
『囲碁ビギナーズ 13路盤で最速上達』

にはヨセも載っています。

 

☆ヨセの強化書基礎編(日本棋院)

月刊『囲碁未来』という
日本棋院が出している
入門から初段を目指す人向けの
雑誌の連載が
もとになっています。

したがって、この本は級位者向けの
ヨセの本です。
さらに、初級編、中級編、上級編と
分かれています。

問題形式になっています。
解けなかった問題はチェックをつけ
パッと解けるようになるまで

くり返しましょう。

 

5級への定石

 

定石は丸覚えしても
意味がありません。

そもそも、5級レベルでは、
相手が定石通りに打ってくれない(笑)
ことが多いでしょうから、
その時に、適切に
とがめられるようでなければなりません。

なので、「覚える」ではなく
原理原則を理解する」という姿勢が
大切だと思います。
したがって、最終的には問題形式で
理解を確認するにせよ、
最初は解説が詳しい解説書を
読んだほうがいいと思います。
解説書も2度目以降は、
解説を隠し、自分で「問題化」して
理解をチェックするといいでしょう。

上で紹介した
『ヒカルの囲碁入門実戦編』には
定石の解説の部分もありますし、
『13路盤でめざせ初段』は
「定石から抜け出そう」
という章で始まります。

冒頭で述べた通り、
定石で損しても、
ヨセで取り返しましょう!

 

☆定石の基本(池田書店)

問題形式になっています。
意味を理解した上で、
この程度の本を
解けなかった問題はチェックをつけ
パッと解けるようになるまで

くり返すといいでしょう。

 

5級への韓国棋院ドリル

 

☆韓国棋院囲碁ドリル初級編(棋苑図書)
☆韓国棋院囲碁ドリル中級編(棋苑図書)

 

 

 

 

上で挙げた問題形式の本と重複して
こなす必要はないと思います。

囲碁ゼロから10級への勉強法では
入門編を紹介しました。

このあと、上級編、初段編と続きます。

とにかく問題数が多いのが特徴です。
ただし、問題を解くための事前の解説や
問題の解説も、それなりに
しっかりしていると思います。

上記のような
わかりやすい解説書を読みながら
この韓国棋院ドリルシリーズを
解けなかった問題はチェックをつけ
パッと解けるようになるまで

くり返すことにより、
初段を目指す、という方法も

アリなのかなあ、と思います。
問題を正解できるということは、
実戦でも、まあ、そのとおり打てる、
ということです。

初級編1
1.布石の基礎知識
2.初級の生き死に

初級編2
2.初級の生き死に・続
3.コウを利用した死活
4.セキ生きの急所
5.生き死にの判定
6.コウの基本

初級編3
7.シチョウの基本
8.ゲタの基本
9.ウッテガエシの基本
10.ダメヅマリをつく基本手筋
11.攻め合いの基本手筋
12.連絡と切断の基本手筋

初級編4
13.筋と形の基本
14.基本定石12型
15.戦いに勝つ筋と形
16.この手何目

中級編1
1.布石の基本
2.中級の生き死に

中級編2
2.中級の生き死に・続
3.コウの基本死活
4.セキに持ち込む急所
5.死活の判定

 

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大量の囲碁の本を
無料で見ることができます。

 

上達のコツ

これから述べるのは、
アマ三~四段を手っ取り早く
目指す勉強です。
プロを目指す勉強は、
異質になると思います。

 

トレーニングの原則

・トレーニングの原則1
基本をスラスラできるようにする。
基本に能力を割かなくなるので、

より難しいことができるようになります。
難しいことは、
基本の組み合わせであることが多いです。
一番の基本から
パッとできるようにしたほうが、
上達が遅いようで速いと思います。
「なんかこの本難しいな」と思ったら、
もっと簡単な本をこなすといいでしょう。

・トレーニングの原則2
自分ができていないことを把握し
(できなかった問題にチェックをつける)
ひたすらくり返してできるようにする。
できていないことを
できるようにしたとき、

棋力が上がります。
ある程度のレベルに達すると、
ただ実戦を指していても
棋力が上がらなくなります。
それは、自分の弱点を
意識的に克服していないからです。

・トレーニングの原則3
同じ素材を徹底的にくり返す。
脳は「生きるのに不可欠な情報」と
判断しないと忘れます。
脳が「生きるのに不可欠な情報」と
判断するように、
同じ情報をくり返しインプットします。
原則2で述べたように、

できなかった問題にチェックをつけて
そこだけくり返すと、
効率がいいでしょう。
ただし、インプットは、
アウトプットを通したほうが
記憶の定着が良いそうです。
脳が「よく使う大切な情報」
と判断するからだそうです。
なるべく問題形式の本を使って、
「問題を解く」、
何も見ずに再現できるようにする
といった勉強をしましょう。

・トレーニングの原則4
トレーニングにより、
脳の何らかの部位が発達すると考える。
物事の上達のメカニズムは
これだと思います。
手筋をマスターすれば、
脳の囲碁を司る部位が
発達するでしょうし、
手筋や詰碁を考えた結果解けば、
トレーニング効果は
ただ覚えるよりも、さらに高いでしょう。

・トレーニングの原則5
現在の自分より少しだけ上のレベルの
トレーニングをする。
このレベルが、もっとも効果的に
脳を発達させるようです。

10級の人は
10級前後向けの教材を
初段の人は
初段前後の人向けの教材を
マスターするのが、
一番、上達に効果的でしょう。

「考える」と「詰め込む」のバランス

教育界では、
「詰め込み」は否定されがちで、
「考える」ことが善とされています。

かつて将棋の故米長邦雄永世棋聖は
「将棋図巧と将棋無双
 (江戸時代の難解な詰将棋)
 の200題を全問解ければ四段
 (プロ棋士)になれる」
という持論を展開していて、
当時、羽生善治先生などを始め、
多くの若手が解いていたそうです。
囲碁の故藤沢秀行名誉棋聖は、

米長邦雄永世棋聖との対談で
「それはそうでしょう」
(図巧と無双を解けばプロになれる)
と言っています。

米長先生は、図巧、無双の効果の1つに
「熱意」を挙げています。
ただ、私は「考え」続けることにより、
脳の将棋を司る部位が
「詰め込み」よりも発達する、
という効果があるのではないか
と思います。

一方で、囲碁のプロ棋士は、
基本的な手筋、死活などは
「考える」ことなく、
一瞬で見えるように
「詰め込」まれているはずです。

そこで、当サイトでは
「考える」と「詰め込む」の
バランスをとって、
10級あたりまでは、
一番基本の手筋、死活などを
とにかく「詰め込む」。
そこからは、少しずつ

「考える」割合を増やしていく、
ことにします。

 

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