【塾に行かない】高校受験に合格する勉強法・問題集:塾なしのメリット、デメリット【内申点・模試】

 高校受験の国語の勉強法
 高校受験の数学の勉強法
 高校受験の英語の勉強法
 高校受験の理科の勉強法
 高校受験の社会の勉強法

 

【塾に行かない】高校受験に合格する勉強法・問題集:塾なしのメリット、デメリット【内申点・模試】

 

塾なし高校受験:はじめに

初心者の方でも、塾なしで
高校受験に挑む際のポイントを
わかりやすく解説します。
高校受験は大きなチャレンジですが、
適切な学習方法と
戦略を用いることで、
成功することが可能です。
以下に、塾なしで
高校受験の勉強をする際の
ポイントを説明します。

 

塾なし高校受験の可能性は?

全然、ありえます。
うまくやれば、下記のように、
塾に行くよりも成果が上がります。

ただし、そのためには、
受験生が、自己管理、自己理解など、
かなり人間的に
成熟している必要があります。

ただし、人間的に成熟していない人は、
塾に行ったからといって
受験には成長しにくいです。

結局は、いちばん大切なのは、
自分のことは自分でできるようにする、
といった、あたりまえの
家庭の人間教育だと思います。
このあたりから、できていない家庭が
ほとんどだと思います。

まず高校受験に挑む前に、
自分の目標を明確にしましょう。
どの高校を受験するのか、
どのくらいの偏差値を目指すのかなど、
具体的な目標を
設定することが重要です。
目標を明確にすることで、
学習の方向性を定めることができます。

 

塾に行かないメリット

・入試標準問題をほぼ網羅した教材を
 できない問題にチェックをつけつつ
 そこだけひたすらくり返すことにより、
 効率的に弱点をつぶし、
 成績を上げることができる
 (中3なら、成績なりのこの程度の
  自己管理はできるでしょう)

・すでにマスターしている問題について
 講義を受け、問題を解くような
 無駄な時間をかなり減らすことができる。

・お金、費用がかからない

・自主性の向上
 塾に依存せず、自分で学習計画を立てたり、
 問題を解決する力が養われます。
 自主性、主体性、
 「自分の人生を生きているという感覚」は
 一番の才能で、最も後天的に与えにくい」
 という人もいます。
 塾で管理されて主体性を失い
 一生の損失にしないよう気をつけましょう。

・自分自身の目標を達成する自信がつく
 自分自身で勉強することで、
 自分の努力が成果につながることを
 実感できます。
 自分自身で目標を達成することで、
 自信がつき、将来的にも
 役立つことがあるでしょう。

・自由な時間割
 塾に行かないことで、
 学校や家庭のスケジュールに合わせた
 自由な時間割を作成できます。

・自宅でのリラックス
 塾に通うストレスや疲労がなく
 自宅でリラックスしながら
 学習に集中できます。

・家族とのコミュニケーション:
 塾に行かないことで
 家族との時間を大切にし
 サポートやアドバイスを
 受けることができます。

・独自の学習方法の開発
 塾に行かないことで、
 自分に合った独自の学習方法を
 開発することができます。

 

塾に行かないデメリット?

・周りと違うことへの不安。
 →そんなの関係ありません。

・塾や塾の授業が楽しくて
 やる気が出る場合もあるかもしれない。
 →独学の喜びを見出しましょう

・学習のモチベーション維持
 塾に行かないくらいで
 モチベーションが維持できない人は
 塾に行っても維持できません。
 人間的成長を目指しましょう。

・適切な指導の不足
 当サイトの各科目のページを
 見れば大丈夫です。

高校受験の国語の勉強法

高校受験の数学の勉強法

高校受験の英語の勉強法

高校受験の理科の勉強法

高校受験の社会の勉強法

・わからない問題の解決
 教科書の説明や学習まんがを
 フル活用しましょう。

・ライバルの不在
 よく言われるように、
 ライバルは自分自身です。
 自分に勝つ人が受験に勝てます。

・最新の受験情報の入手
 受験情報以前に、
 当サイトの内容を実行して
 圧倒的な成績を取りましょう。

・時間管理の難しさ
 その程度の自己管理ができない人は
 塾に行ったところで
 受験がうまくいきません。
 その先の大学受験はなおさらです。

 

塾なしのオススメの参考書・問題集

こちらのページで紹介しています。

高校受験の国語の勉強法

高校受験の数学の勉強法

高校受験の英語の勉強法

高校受験の理科の勉強法

高校受験の社会の勉強法

 

自宅での学習環境を整える方法は?

集中力を高める工夫は?

手っ取り早くて、よく言われるのは、
リビングでの学習ですね。
リビングには他の家族もいるので、
勉強せざるを得ず、
集中力も高まります。
また、スマホ、マンガなど、
勉強の妨げになるものを
自室に遠ざけた状態で
勉強することにより、
勉強の効率が上がることが、
大学の研究で明らかになっています。

同じ場所での学習は、
飽きや集中力の低下を
引き起こすことがあります。
常に同じ環境では新鮮味がなく、
モチベーションが
下がりやすくなるのです。
そこで、時間ごとに
勉強場所を変えることで、
新たな刺激を得て
集中力を高めることができます。
以下に、勉強場所を変える例を
いくつか紹介します。

・自宅以外の場所
自宅では気が散りやすく、
学習の効率が下がることがあります。
そこで、自宅以外の
静かで集中できる場所を
探してみましょう。
図書館やカフェなどが
良い選択肢です。
図書館は静かな環境であり、
多くの参考書や資料が揃っています。
カフェは落ち着いた雰囲気で、
リラックスしながら
勉強ができる場所です。
自宅以外の場所に行くことで、
気分転換ができ、集中力も高まります。

・自然の中での学習
自然の中で勉強することも
おすすめです。
公園や庭園など、
青々とした環境で勉強することで
リフレッシュできます。
新鮮な空気や自然の音に
包まれながら学習することで、
心地よい気分になり、
集中力も向上します。

・学習スペースの変化
同じ場所でも、
学習スペースを変えることで
刺激を得ることができます。
例えば、机の配置を変えたり、
カラフルな文具やデスクアイテムを
取り入れたりすることで、
気分が変わります。
自分の学習環境をアレンジすることで、
新鮮な気持ちで学習に取り組めます。

これらの例は、
勉強場所を変えることによって、
学習のモチベーションや集中力を
高める方法です。
同じ場所での学習ではなく、
異なる場所や環境を
試してみてください。
自分に合った場所を見つけ、
勉強をより効果的に
進めることができます。
新しい環境での学習は、
刺激になり、
やる気を引き出すことに繋がります。

 

勉強時間はどのくらいすればいいですか?

空いている時間は、
全部勉強してください。
受験生なのだから当たり前です。
ただ、人間の集中力は、
そう続くものではありません。
25分勉強して、5分休憩する
をくり返すといいでしょう。
5分の休憩も、
筋トレなど体を動かすと、
いいとされます。
気分転換に読書や音楽を
楽しんだりすることもおすすめです。

 

高校受験に向けた勉強には、
十分な時間を
確保することが重要です。
しかし、勉強時間は
個人によって異なるため、
自分のペースや
生活リズムに合わせて
調整する必要があります。
以下では、
高校受験生の勉強時間について
詳しく解説します。

・1日の平均勉強時間の目安
高校受験に向けては、
一日にどれくらいの時間を
確保すべきか気になるところです。
上では、空いている時間は
全部勉強しろ、と書きました。
一般的な目安としては、
2〜4時間程度の勉強時間を
目指すことが良いと
言われています。
ただし、個人の学習スタイルや
能力、進度によって異なるため、
無理なく自分に合った時
間を設定しましょう。

・生活リズムに合わせた勉強時間の確保
学校の授業や生活リズムを考慮して、
効果的な勉強時間を確保しましょう。
自分が一番集中できる
時間帯や状況を把握し、
その時間を重点的に
活用することが大切です。
例えば、朝型の人は
朝早く起きて勉強することで
集中力を高めることができます。
また、放課後や夜など、
自分の生活スタイルに合わせた
時間帯を活用する方法もあります。

・週間・月間の学習計画の立案
定期的な学習計画を
立てることも効果的です。
週ごとや月ごとに目標を設定し、
学習内容や予定を
予め計画しておくことで、
効率的な勉強を実現できます。
また、計画を立てることで、
自分の進捗状況を把握し、
目標に向かって
着実に進めることができます。

・自己管理と時間の使い方
高校受験勉強では
自己管理が求められます。
時間の使い方には注意が必要であり、
勉強に集中できる
環境を整えることが大切です。
スマートフォンやSNSなどの
誘惑に負けず、
勉強に集中するための
工夫をしましょう。
また、無理なく自分のペースを守りながら、
計画的に勉強時間を
使っていくことが重要です。

以上が、高校受験生の
勉強時間についての詳しい解説です。
自分のペースや生活リズムに合わせて、
適切な勉強時間を確保しましょう。
適度な休憩を取りながら
効率的に学習し、
週間や月間の学習計画を立てることで、
目標に向かって
着実に進めることができます。
自己管理と時間の使い方にも注意し、
集中して取り組むことで、
高校受験に向けた準備を
効果的に進めることができます。

 

高校受験の内申点を上げるには?

内申点は高校受験において
重要な要素となります。
内申点は中学校での学力や態度、
取り組みなどを
総合的に評価したものであり、
受験生の学力や人物像を示す
指標となります。
以下では、内申点について
詳しく解説し、
高校受験における影響や評価方法、
対策について説明します。

・内申点の意味とは
内申点とは、
中学校での学力や態度、姿勢、
クラブ活動などの成績や評価を
総合的に表した点数のことを指します。
内申点は高校の入試選考において、
成績や能力だけでなく、
生徒の総合的な人物像や取り組みを
評価する指標として
重要な役割を果たします。

・高校受験への影響
内申点は高校受験において
非常に重要な要素となります。
多くの高校では、
受験生の内申点を参考に
入試の選考を行います。
内申点が高ければ、
受験校からの評価も高くなり、
合格の可能性が高まります。
逆に、内申点が低ければ、
受験校からの評価も下がり、
合格の難易度が上がる場合があります。

・内申点の評価方法
内申点は中学校の教師が
学力や態度を総合的に評価し、
点数化されます。
評価方法は学校や地域によって
異なる場合がありますが、
一般的には定期テストの成績や出席態度、
授業への参加度、
学校行事への積極的な取り組みなどが
考慮されます。また、
学年末や学年間の成績の推移や
特別活動の評価も内申点に
影響する場合があります。

・内申点の対策
内申点を上げるためには、
以下のような対策が効果的です。

・授業への積極的な参加と成績向上
積極的に授業に参加し、
教師の指導を受けながら
成績を向上させることが重要です。
定期テストや宿題に真剣に取り組み、
点数を上げる努力をしましょう。

・出席態度と姿勢の改善
出席態度や姿勢も
内申点に影響を与える要素です。
授業に遅刻や欠席せず、
教師やクラスメートとの関係を
良好に保つことが大切です。

・学校行事への積極的な参加
学校の行事やクラブ活動へ
積極的に参加することで、
内申点の向上につながることがあります。
主体的に学校生活に取り組み、
能動的な姿勢を示しましょう。

内申点は高校受験において
重要な要素であり、
受験生の学力や態度を
総合的に評価する指標です。
内申点を上げるためには、
授業への積極的な参加や成績の向上、
出席態度と姿勢の改善、
学校行事への積極的な参加などが
求められます。
内申点の重要性を理解し、
学校生活全体において
積極的な取り組みを行いましょう。

 

中学生の定期テストは、
内申点のために重要な要素です。
定期テストで点数を
アップさせるためには、
効果的な勉強法を
取り入れることが必要です。
以下に、定期テストで
点数をアップさせるための
具体的なコツを解説します。

・定期テスト範囲の把握
まずは定期テストの範囲を
しっかり把握しましょう。
教科書や授業ノートを参考にして、
テストに出題される範囲や
重要なポイントを整理しておきます。
これによって、勉強の優先順位を
決めることができます。

・予習と復習の効率化
予習と復習は定期テストでの
点数アップに欠かせません。
予習では、授業前に
教科書を読んだりすることで、
授業の内容を事前に理解しましょう。
復習では、授業後に学んだ内容を復習し、
理解度を確認します。
まとめノートを作ることを
おすすめする人もいます。
部分的にはいいかもしれません。
しかし、まとめノート的なものは
市販されています。
テストは問題の形で出ますから、
問題を解けるようにするのがいいです。

・問題演習の重視
上記のように定期テストでは
問題演習が重要です。
教科書や問題集から適切な問題を選び、
解き方や解答のポイントを確認しましょう。
ただし、単に問題を解くだけでなく、
解説を読んだり、
解答過程を理解することも大切です。
間違えた問題や理解が
難しい問題には重点的に取り組み、
自分の弱点を克服するための
対策を考えましょう。
教科書ワークなどについては
詳しくは下に記しています。

・週間・月間計画の立案
長期的な学習計画を
立てることも重要です。
週ごとや月ごとに学習目標を設定し、
進捗状況を確認することで、
自分の勉強の進み具合を
把握することができます。
計画的な学習によって、
勉強のペースをコントロールし、
最後の追い込みで焦ることを
避けることができます。

・質問や相談の積極的な活用
分からない点や疑問点がある場合は、
授業中や学習時間外に
先生やクラスメートに質問しましょう。
積極的に相談することで、
理解が深まり、
誤解や不明点を解消することができます。
また、学校や塾の補習授業や
質問対応の時間に
参加することもおすすめです。

以上が、中学生の定期テストで
点数をアップさせるためのコツです。
定期テストに向けて計画的な勉強を行い、
予習と復習を重視し、
問題演習を繰り返すことで、
理解を深めることができます。
また、質問や相談を活用して、
分からない点を解消しましょう。
定期テストでの点数アップは
継続的な努力が必要ですが、
正しい学習法を実践することで、
成績向上につなげることができます。

 

国語と数学と英語は
教科書ガイドを買いましょう。

国語のガイドには、
漢字と語句の意味が載っており、
日本語の単語力アップに役立ちます。

数学のガイドには、
教科書の問題の答が載っています。
数学の勉強の第一歩は教科書です。

英語のガイドには、
教科書の和訳が載っています。

全科目について(技能教科も)、
教科書ワーク(文理)、
教科書トレーニング(新興出版社)を買い、
解けるようにしましょう。
ただし、上記のように、
数学は、教科書の問題が優先です。

これで、学校の定期テストは
大丈夫です。

ガイドとワークは
教科書の出版社を
よく確かめて買いましょう。

より詳しいことは、

塾に行かないで受験に合格する中学生の勉強法・参考書

をご覧ください。
学校の内容に集中できるので、
塾に行かないことがプラスになります。

 

高校受験の偏差値とは?

受けたテストの平均点の人が
偏差値50です。

したがって、
同学年のほぼ全員が受ける
模試の偏差値50と、
ハイレベルの人だけが受ける
模試の偏差値50とでは、
偏差値50のレベルが全く異なります。

したがって、
ネットなどでよく見る
「偏差値◯◯」という表現は
ほぼ意味をなしません。

「△△模試で偏差値◯◯」
という表現をするべきです。

上から何%だと偏差値いくつかを記載します。

偏差値75 0.6%
偏差値70 2%
偏差値65 7%
偏差値60 15%
偏差値55 30%
偏差値50 50%(平均点)
偏差値45 70%
偏差値40 85%
(偏差値50を中央にして対称)

塾に行っていても、
この程度のことを
理解していない人は多いので、
塾に行かないデメリットを
挽回できましたね。

 

塾なしの効果的な学習スケジュールは?

塾なしでの受験勉強では、
自己管理が重要となります。
計画的な勉強スケジュールを
立てることで、
効率的に学習を
進めることができます。
以下に、計画的な勉強スケジュールを
立てるためのポイントをご紹介します。

・目標の設定
まず、受験に向けた
明確な目標を設定しましょう。
例えば、志望校や受験科目ごとに
目標を設定すると良いです。
目標は具体的かつ
実現可能なものであることが重要です。

・スケジュールの作成
目標に基づいて、
週や月ごとの勉強スケジュールを
作成しましょう。
受験科目ごとに学習時間や
内容を分けると効果的です。
また、重要な範囲や苦手な分野に
重点を置くようにしましょう。

・適切な時間帯の選択
自分にとって最も集中力が高く
効果的に学習できる時間帯を
見つけましょう。
朝型の人は朝、
夜型の人は夜など、
個人の生活リズムに合わせた
時間帯を選ぶことが大切です。

・週や月の目標の設定
スケジュールを
週や月単位で区切り、
具体的な目標を設定しましょう。
例えば、週に一つの科目を
重点的に学習する、
月に一定の過去問を解くなどです。
目標の達成度を確認することで、
自身の進捗を把握することができます。

・柔軟な調整と振り返り
スケジュールは柔軟に
調整することも大切です。
学校のテストや
予定が入った場合など、
予定外の変更にも
対応できるようにしましょう。
また、定期的に自己評価や
振り返りを行い、
学習の効果や課題を見つけて
改善していきましょう。

計画的な勉強スケジュールを
立てることにより、
学習の方向性が明確になり、
無駄な時間や労力の浪費を
防ぐことができます。
また、目標に向かって
進捗を確認することで
モチベーションを維持し、
学習の継続性を高めることもできます。
自分に合ったスケジュールを作成し、
計画通りに学習を進めていきましょう。

 

基本的に、数学、理科、社会は、
入試で出題される問題が
おおむね決まっているので、
科目別ページで紹介している
入試問題集を1~2冊
全問解けるようにすれば、
低く見積もっても、
公立トップ校の少し下程度の
公立高校には合格できます。

高校受験の数学の勉強法

高校受験の理科の勉強法

高校受験の社会の勉強法

人間は忘れるので、
過剰なまでに復習することを
折り込みます。
入試問題集を全問解けるように、
ページ数と復習回数を考慮して、
入試や模試までの日にちで割れば、
学習スケジュールが立ちますね。

英語、国語は、
様々な要因が点数に関係するので、
一言では難しいです。
科目別ページを見て、
足りないものを見極め、
あとは、数、理、社と同様に、
復習を折り込み、
日割りでスケジュールを立てましょう。

高校受験の国語の勉強法

高校受験の英語の勉強法

 

高校受験の成績が伸びなくて困っています

このページの下の「勉強法総論」
また、リンクから行ける
科目別の勉強法のページを理解し、
実行すれば、
塾に行かなくても必ず伸びます!

 

高校受験のやる気が出ません

とりあえず、早寝を心がけ、
睡眠時間を十分取る生活を
しばらく続けてみてください。
運動をすると、ドーパミンといった
やる気の脳内ホルモンが
出ることが知られています。

保護者の方が「勉強しなさい」と言う度に
やる気は失われます。
人間は生まれながら、
「何かを見てワーッと好奇心が湧いてくる」
はずです。
それを失わせているのは、多くの場合、
二流の教育熱心の保護者です。
受験生の「自分の人生を生きている感覚」
を大切にしましょう。

 

高校受験の勉強は長期間にわたるため、
時折やる気が出ないことも
あるかもしれません。
しかし、やる気が出ないまま放置すると
学習の停滞や挫折に
つながる可能性があります。
そこで、やる気が出ない原因を知り、
それを取り除くための
対処法を考えましょう。
以下に、やる気が出ない場合の
対処法を詳しく解説します。

・目標と将来の夢を思い出す
やる気が出ない場合、
自分の目標や将来の夢を
思い出すことが重要です。
なぜ高校受験を頑張りたいのか、
自分の受験の目的や将来の夢を
明確にしましょう。
それを思い浮かべることで、
モチベーションが高まります。
例えば、
「自分の夢は医者になることだ」
という場合、
医学部へ進学するために
高校受験が必要であることを
再確認しましょう。
夢や目標を明確に持つことは、
やる気を取り戻す上で重要な要素です。

・自己モチベーションの向上
自己モチベーションを高めるために、
自分自身へのご褒美や
目標達成の報酬を
設定してみましょう。
例えば、学習の合間に
好きなことをする時間を設ける、
目標達成後に特別なご褒美を
与えるなどです。
報酬や楽しみを与えることで、
やる気を引き出すことができます。
また、自己啓発の書籍や
成功ストーリーを読むことも
おすすめです。
他の人がどのように困難を乗り越え、
目標を達成してきたのかを知ることで、
自身のやる気を取り戻す
助けとなるでしょう。

・周りのサポートを受ける
友人や家族、教師など周りの人々からの
サポートや励ましを
受けることも重要です。
自分の苦労や悩みを共有し、
励まし合うことで
モチベーションが高まります。
また、学習の相談や質問に
乗ってもらうことも効果的です。
周りの人々のサポートを受けながら、
やる気を取り戻しましょう。
さらに、勉強仲間を見つけることも
おすすめです。
一緒に学習を進めることで切磋琢磨し、
やる気を引き出すことができます。

以上が、
やる気が出ない場合の対処法です。
自分自身のモチベーションを
高めるために、
目標や夢を思い出し、
報酬や楽しみを設定しましょう。
また、周りの人々からのサポートや
励ましを受けながら、
学習に取り組んでいきましょう。
モチベーションを保ちながら
高校受験に挑戦しましょう。

 

高校受験の模試はどうすればいいですか?

東京近辺なら、
V模擬などを受けるといいでしょう。

https://www.shinken.co.jp/vmogi/order/once

模試は高校受験において
重要な要素であり、
実際の受験に近い形式や
難易度で行われます。
模試を受けることで、
以下のようなメリットがあります。

模試を受ける意義は、
偏差値、合格可能性を見て、
一喜一憂することにはありません。

自分の弱点を洗い出し、
どうすれば志望校に合格するかを
分析するために受けるのです。
例えば、数学が苦手だったり、
長文読解問題で
時間が足りなかったり
することがわかります。
これによって、
具体的な対策を立てることができます。

次に、模試を通じて
本番さながらの状況に
慣れることが重要です。
受験本番では
時間に追われながら
問題を解くため、
緊張感や集中力が求められます。
模試では試験時間内に
解答することを意識し、
本番さながらの状況を
体験することができます。
繰り返し模試を受けることで、
時間配分や問題解答のスピードを
向上させることができます。

模試は、受けたら復習をしましょう。
正答率が載っている場合が多いはずです。

正答率が高いのに間違えた問題は、
できなければいけなかった問題です。

ひたすら復習をして、
入試本番では、
絶対にできるようにしましょう。

数学、理科、社会は、
公立高校入試では、
出る問題がほぼ決まっているので、
できなかった問題は、
自分がメインにしている教材の
何ページに載っているかを確認し
翌日、翌々日も復習し、
同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。
成績が上がらない人は、
単に、同じような問題を
同じように間違い続けているだけです。
国語は、公立高校入試、V模擬レベルでは
ほぼ、問題文に、
答えがそのまま書いてあるので、
そのような反省をすればいいでしょう。
英語長文が苦手という人は
多いと思いますが、
英語長文は、毎回、違う文章を読むので、
反省がなかなか難しいです。

高校受験の英語の勉強法

のページを参考に、地力をつけましょう。

模試は志望校の実力判断や
受験の進捗状況を
把握するための
指標となります。
自分の模試の結果を、
志望校の過去の合格者の
偏差値と比較することで、
自分の現状を
把握することができます。
また、模試の結果を踏まえて
学習計画を見直すことも重要です。
模試の得点や偏差値の推移を追跡し、
目標に向かって
適切な学習戦略を立てましょう。

模試は学校や予備校などで
定期的に実施されています。
また、市販の模試も多くありますので、
自分の都合や受験スケジュールに
合わせて受けることができます。
模試の結果を真摯に受け止め、
自分の受験勉強を
改善していくことが
高校受験での成功につながります。

 

塾なしの代わりにYouTube授業はおすすめ?

基本的なこととして、
入試というのは、
問題を解けないと
点数をもらえませんから
勉強も、授業を視聴するだけでは
不十分です。
問題を解けるようにするのが勉強です。
また、YouTube授業は、
教科書には説明から書いてあって、
根本から理解したほうがいいことも、
丸暗記になる可能性もあります。
高校受験でもマイナスですし、
高校に入って下位層に沈むのは、
だいたい、高校受験を
理解ではなく、暗記で乗り切った人です。
塾に行かないからといって、
YouTubeで代替しようというのは、
考えが安直かと思います。

 

受験前の最終調整は?

数学、理科、社会は、
上記で挙げた入試問題集の
できなかった問題に
✓が付いているでしょうから、
その問題を徹底的に復習して
できるようにしましょう。
入試本番で似たような問題が
出る可能性も高いです。

また、模試に正答率が載っているはずです。
正答率が高かったのに、
不正解だった問題は、
徹底的に復習して
できるようにしましょう。
入試本番で似たような問題が
出る可能性も高いです。
また、上記の入試問題集の
どのページに載っていたか、
帰着させるべきです。
逆に言うと、上記の入試問題集は
どこに何が書いてあるか、
を把握するまでに
マスターしなければいけない
ということです。

あとは、入試の過去問です。
目標点に達しない場合、
簡単そうな方から✓をつけて
ひたすら復習し、できるようにします。
入試本番で似たような問題が
出る可能性も高いです。
また、やはり、上記の入試問題集の
どのページに載っていたか、
帰着させるべきです。

 

家族はどのようにサポートすればいい?

教育は難しいです。
素人が良かれと思ってやったことが
逆効果になることが多いです。
信頼できる書籍を数冊読んで
(理Ⅲ佐藤ママの本はおすすめしません(笑)
 逆効果になる可能性も高いです。)
適切な声掛けを勉強しましょう。
基本的に、見守り、
何かあったら話を聞くことに集中する
といった方向性が良い、
ということになっています。
また「心理的安全性」と言って、
家庭は安らげる場所であることが
一番だとされています。

 

塾に行かない高校受験の勉強法総論

・「インプットなくしてアウトプットなし」
入試問題は、
「頭の良さ」や「才能」ではなく
「知識」で解くものです。
受験勉強とは、入試問題を解くための
知識を身につけることです。

・「生きるのに不可欠な情報以外は忘れる」
たとえば、道で出会った人の顔が、
全て思い浮かんだら嫌ですよね?
忘れることは必要なことなのです。
なので、普通の人は、勉強した内容も、
道で出会った人の顔と一緒に
忘れてしまいます。

・ひたすら復習して何度もくり返す
出来ていない問題にチェックをつけ
そこだけ何度もくり返します。
何度もくり返すと、
脳は「生存に必要な情報」と
判断するようです。

・「出力」を大切にする
問題を解く、暗記シートで隠す、など、
答を見ずに答を思い出せるようにすると、
脳は「よく使う大切な情報」と
判断するようです。

・適切な1冊を選び、ひたすらくり返す
自分の目標に合った適切な教材を選び、
ひたすらくり返せば、
ビックリするほど成績は伸びます。
「できない問題はチェックをつけ、
ひたすらくり返す」取り組みをしましょう。

・難しい問題は気にしない
入試問題には、
多くの人が解ける正答率の高い問題から、
ほとんどの人が解けない
正答率の低い問題まであります。
みんなができる
正答率の高い問題を優先して勉強し、
難しい問題はとりあえず無視すれば、
目標の成績に大きく近づきます。

・数・理・社と英・国の違い
数・理・社は、トップ高でない限り、
合格するために解けなければいけない
問題のパターンがだいたい決まっています。
受験によく出る問題を収録した
問題集をひたすらくり返せばOKです。
英・国は、同じ文章に
二度会うことはまずないので、
むやみに問題を解いてもダメです。
例えば、英語の場合、
単語、文法、読解、作文など、
要素に分けて勉強します。
詳しくは、各科目の勉強法のページへ。

☆受験脳の作り方(新潮文庫)

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東大の脳科学の池谷裕二教授の本です。
「生きるのに不可欠な情報以外は忘れる」
「くり返しが大切」といったことが
書かれています。

大学受験塾では、池谷教授の本の内容を
実践しています。

 高校受験の国語の勉強法
 高校受験の数学の勉強法
 高校受験の英語の勉強法
 高校受験の理科の勉強法
 高校受験の社会の勉強法

 

塾に行かない高校受験とフーコー

 フーコーの権力論の観点からすれば、「塾に行かない高校受験」は、教育をめぐる支配的な言説や制度的権力に対する一種の抵抗として捉えることができます。近代以降の教育システムは、学校や塾といった制度的な枠組みの中で、規律訓練を通して個人を管理し、特定の知識や価値観を内面化させる装置として機能してきました。塾に依存せずに受験勉強をすることは、このような制度的権力に対して、オルタナティブな学びの形態を提示する営みだと言えるでしょう。

 また、言説分析の観点からは、塾に通わない受験生の存在は、受験産業をめぐる支配的な言説に亀裂を生じさせる可能性を孕んでいます。現代社会では、受験競争を勝ち抜くためには塾に通うことが不可欠であるという言説が広く流通しています。この言説は、教育を商品化し、受験生を消費者として構築する新自由主義的な権力の作用と結びついています。しかし、塾なしで合格を勝ち取る受験生の事例は、この言説の普遍性を揺るがし、Alternative な教育観の可能性を示唆するのです。

 さらに、主体の構築という視点から見れば、「塾に行かない高校受験」は、自律的な学習者としての主体性を形成する実践だと捉えられます。塾に依存せずに自ら学習計画を立て、主体的に知識を習得していく過程は、受動的な知識の受容者ではなく、能動的な真理の探求者としての自己を構築する営みです。フーコーが重視した「自己への配慮」(自分自身のことを深く知り、それを通じて自分がどう生きたいかを考えること)の概念を援用するならば、塾なしの受験勉強は、自己を変容させ、倫理的な主体へと自らを形成していく修練の一形態と言えるかもしれません。

 ただし、フーコーの視点からすれば、塾なしの受験勉強もまた、特定の社会的文脈の中に位置づけられる実践です。それは、高度な自己管理能力や自律性を備えた主体を要請する新自由主義的な社会の要求に適合的な行為でもあります。「塾に頼らない自立した受験生」というイメージは、一種の規範的な主体モデルとして機能し、受験生に内面化されていく可能性があるのです。

 また、塾なしの受験勉強は、教育の不平等をめぐる問題とも無縁ではありません。塾に通うための経済的な資源を持たない受験生にとって、塾なしの勉強は必ずしも自発的な選択ではなく、構造的な制約の結果である場合もあるでしょう。フーコーが指摘したように、権力の作用は社会的な不平等と密接に絡み合っており、教育へのアクセスをめぐる問題は、権力関係の分析と切り離せないのです。

 「塾に行かない高校受験」は、教育をめぐる制度的権力や支配的言説に対する抵抗の実践であると同時に、自律的な学習者としての主体性を形成する営みでもあります。それは、Alternative な教育観の可能性を示唆し、受験産業の言説的前提を問い直す契機となり得ます。しかし、この実践もまた、新自由主義的な社会の要請に適合的な主体の生産と無縁ではなく、教育の不平等をめぐる問題とも交差しています。

 フーコーの思想は、塾なしの受験勉強を取り巻く権力関係の複雑性を浮き彫りにし、教育をめぐる言説や実践を批判的に吟味するための視座を提供します。私たちは、塾なしの受験勉強を無条件に称揚するのではなく、その可能性と限界を見定めながら、より公正で多様な教育の在り方を模索していく必要があるのです。受験生一人一人の個性や境遇に寄り添いつつ、教育をめぐる権力関係を転換していくための地道な営みが求められているのかもしれません。

 

塾に行かない高校受験とハイデガー

「塾に行かない高校受験」という営みを、ハイデガーの思想を手がかりに考察するとき、そこには自己と世界との本来的な関わり方が浮かび上がってくるように思われます。

 ハイデガーにとって、人間は「世界内存在」として、常にすでに事物や他者とのつながりの中で生きています。学ぶということも、こうした世界との関わりの一つの様態だと言えます。しかし、現代社会においては、教育が制度化され、画一化される傾向にあります。「塾に行かない高校受験」は、このような状況に抗う一つの試みだと捉えることができるでしょう。

 塾に通うことは、確かに効率的に知識を習得するための方法かもしれません。しかし、そこでは往々にして、学ぶことの本来的な意味が見失われがちです。生徒たちは、ただ受動的に情報を吸収し、与えられた問題をこなすことを求められます。そこには、自ら問いを立て、探究する姿勢は育ちにくいと言えるでしょう。

 これに対し、「塾に行かない高校受験」は、学ぶことの主体性を取り戻す契機となり得ます。生徒は、自分自身で学習の目標を設定し、その達成に向けて努力しなければなりません。つまり、彼らは自らの意志で学びに向かうのです。これは、ハイデガーが重視した「本来的な自己」の在り方に通じるものがあります。

 ハイデガーは、私たちが日常に埋没し、世間の価値観に流されている状態を「頽落」と呼びました。塾に通うことも、ある種の頽落だと言えるかもしれません。なぜなら、そこでは自分自身で思考することよりも、効率的に知識を詰め込むことが優先されるからです。「塾に行かない高校受験」は、こうした頽落から脱却する一つの試みとして理解できます。

 もちろん、このような学びの道を選ぶことは容易ではありません。自分自身で学習を進めていくためには、強い意志と自律性が求められます。時には、挫折や孤独に直面することもあるでしょう。しかし、ハイデガーが説くように、こうした困難に直面することこそが、本来的な自己を目覚めさせる契機となるのです。

 塾に頼らない受験生は、自分自身の力を頼りに、未知の領域に踏み出していきます。そこでは、教科書の内容をただ暗記するだけでは不十分です。彼らは、一つ一つの事柄の意味を問い、自分なりの理解を深めていかなければなりません。これは、ハイデガーのいう「思索」の営みに他なりません。

 ただし、ここで注意しなければならないのは、このような学びが独善に陥ってはならないということです。ハイデガーは、私たちが「共同存在」として、他者とともに生きていることを強調しました。塾に通わない受験生も、決して孤立した存在ではありません。彼らは、家族や友人、あるいは書物を通して、他者との対話を重ねていくことが求められます。

 そのためにも、自学自習の過程では、自分自身の思考を言葉にしていくことが大切です。ハイデガーは、言葉を通して初めて、存在が開示されると説きました。自分の理解を言葉にすることで、受験生は学びの意味を自覚し、他者にも伝えることができるようになります。それは、単に知識を蓄積することを超えた、存在論的な意義を持つのです。

 以上のように考えるなら、「塾に行かない高校受験」という営みは、単なる受験テクニックの問題ではなく、自己と世界との関わり方を根本的に問い直す契機だと言えるでしょう。それは、画一化された教育システムへの抵抗であると同時に、本来的な学びを取り戻す試みでもあるのです。

 受験生には、このような学びの意味を自覚し、自分自身の人生の課題として引き受けることが求められます。時には、予備校や塾に通うことも必要かもしれません。しかし、そこで得た知識を、自分自身の存在にとって意味あるものとして血肉化していくことが何より大切なのです。

 「塾に行かない高校受験」は、一人ひとりの生徒に、学ぶことの本質的な意味を問いかけています。彼らは、この問いに真摯に向き合うことで、自らの可能性を切り拓いていくことができるはずです。それは、単に高校に合格するためだけの営みではありません。むしろ、人生をどのように生きるのかという根源的な問いに応えていく過程なのです。

 受験生には、このような視点を持って、自分自身の学びと向き合ってほしいと思います。そのとき、彼らは受験という関門を超えて、生涯にわたって学び続ける力を身につけることができるでしょう。塾に頼らない受験勉強は、そのための第一歩なのかもしれません。

 

塾に行かない高校受験とデリダ

 「塾に行かない高校受験」というテーマは、一見すると個人の選択の問題に過ぎないように見えますが、デリダ的な視点から考察すると、教育をめぐる権力構造や主体の問題を浮き彫りにする興味深い事例だと言えます。

 まず、「塾」という存在自体が脱構築の対象となり得ます。塾は、学校教育を補完し、受験競争に勝ち抜くための知識やスキルを提供する機関として位置づけられています。しかし、塾は同時に、特定の教育観やイデオロギーを再生産する装置でもあります。塾が提供する知識は、決して中立的なものではなく、受験という制度的な枠組みの中で価値づけられた知識なのです。その意味で、塾は教育をめぐる権力構造の一部を構成していると言えるでしょう。

 次に、「塾に行かない高校受験」という行為は、その権力構造に対する一種の抵抗として読み解くことができます。塾に在籍しないことは、支配的な教育観やイデオロギーに与しないことを意味します。それは、自己の学びの在り方を主体的に選択する行為だと言えます。しかし同時に、その選択は支配的な教育観によって規定された「塾に在籍する/しない」という二項対立の中でなされるものでもあるのです。その意味で、「塾に在籍せずに」勉強することは、権力構造に抗いつつもその構造に絡め取られる、アンビバレントな行為だと言えます。

 さらに、「高校受験の勉強」という営為自体も、脱構築の対象となり得ます。受験勉強とは、知識を効率的に習得し、試験で高得点を取ることを目的とした学習です。それは、知識を手段化し、学ぶ主体の個性や創造性を抑圧する側面を持っています。「塾に行かない高校受験」をすることは、その抑圧から自由になる可能性を秘めていますが、同時に、受験という制度的な枠組みに規定された学びを追認する行為でもあるのです。

 ここで、「勉強する」主体の問題も浮上してきます。デリダが指摘するように、主体とは言語や文化、他者との関係性の中で構築されるものであり、決して自明の存在ではありません。「塾に行かない高校受験」をする主体もまた、教育をめぐる様々な言説や実践の中で形作られる存在だと言えます。その主体は、塾という権力構造に抗うことで自らを定義づける一方で、受験勉強という営為を通して支配的な教育観を内面化してもいるのです。

 ただし、だからと言って、「塾に行かない高校受験」が全く意味を持たないわけではありません。デリダの「pharmakon」の概念が示すように、ある行為は同時に毒にも薬にもなり得るのです。「塾に行かない高校受験」は、自律的な学びの可能性を開くと同時に、その学びを受験という制度的な枠組みに回収されるリスクも孕んでいます。重要なのは、その両義性を認識し、絶えず自らの学びの在り方を問い直していくことでしょう。

 「塾に行かない高校受験」というテーマは、教育をめぐる権力と主体の複雑な関係性を浮き彫りにします。私たちは、塾という制度や受験勉強という営為を自明視するのではなく、常にその前提を脱構築していく必要があるのです。そのとき、「塾に行かない高校受験」という行為もまた、固定された意味を持つのではなく、絶えざる解釈と再解釈のプロセスの中で捉え直されていくことになるでしょう。そうした脱構築の営みを通して、私たちは教育の可能性を新たに切り拓いていくことができるのではないでしょうか。

 

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