【使い方】高校受験入試によくでる数学標準編(ニュートンプレス)【レベル・偏差値・難易度】
『高校受験入試によくでる数学標準編』のレベルは?
高校入試数学によく出るような問題が、教科書レベルから、教科書を超え普通の公立高校入試で出題されるレベルあたりまで、載っています。
『高校受験入試によくでる数学標準編』の到達偏差値は?
普通の都道府県立入試を課す高校の中では、低く見ても、トップレベルの少し下、偏差値65(日本人の平均が偏差値50の模試)くらいには達すると思います。あとは、各都道府県特有の出題もあるでしょうから、過去問などで補うといいでしょう。
『高校受験入試によくでる数学標準編』の使い方は?
まず、ページの上に例題が載っており、その下に「類題トレーニング」として、例題とほぼ同じ解き方をするような問題が載っています。この「例題」→「類題」というのが、「教科書」→「入試」の壁を越えるのに、とても有効だと考えます。
このレベルで「例題」→「類題」をできるのは、市販ではおそらく本書一択で、塾教材にも無いでしょう。
本書より、少しレベルが上がると、『絶対に公立トップ校に行きたい人のための 高校入試数学の最強ワザ120』(かんき出版。その名の通り、公立トップ向け。やや解説がマニアック。)や『塾で教える高校入試 数学 塾技100』(文英堂。私立やや上位向け。)が「例題」→「類題」で学習できます。
また、公立トップ高を狙わないのであれば、『全国高校入試問題正解分野別過去問』(旺文社。代数、図形の2分冊。)は、高校入試で出題された問題を、分野別に再編成しており、トップ校のやや下あたりまでの網羅度を高めるのに良いと思います。ただし、解説があまり良くありません。
『高校受験入試によくでる数学標準編』の良くない点は?
少し古い本です。ただ、高校入試というものは、そこまで変わっていないので、あまり問題は生じませんが、不等式など、現在、中学の課程に含まれない分野も載っています。そのあたりは注意しましょう。
また、解説があまり親切ではありません。教科書をほぼ完璧にしないと、理解は難しいでしょう。そもそも、入試対策の前に、教科書を理解し、本文の問題を全問解けるようにするのは、大前提です。
『高校受験入試によくでる数学標準編』の目次
1~7 整数
8 分数
9~13 正負の数
14~16 比例式、連比、比例配分
17~19 比例、反比例
20、21 文字式
22~24 単項式の乗除
25~27 多項式の加減、式の値、分配法則
28~30 多項式の乗法
31~33 因数分解
34 多項式の乗法の応用
35~42 平方根
43~51 1次方程式
52、53 不等号
54~62 1次不等式(課程外)
63~76 連立方程式
77~89 2次方程式
90 点の座標
91~103 1次関数
104~115 2次関数
116~119 角
120~122 三角形の合同
123~125 平行四辺形
126~134 相似
135~137 平行線と比、角の二等分線、重心
138、139 中点連結定理
140~147 三平方の定理
148~164 円
165、166 三角形の面積比
167 等積変形
168、169 折り重ねた図形
170~172 立体の体積
173 立体の高さ
174、175 展開図
176~179 図形の回転
180~183 最短距離
184~188 立体の切断
189、190 作図
191~197 確率
198 記数法
199~201 統計
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