【レビュー】ASICX GT-1000 9 G-TX:ゴアテックス、防水の実力は?
買った動機
防水のランニングシューズがほしい!
筆者はそれまで、ミズノのウェーブライダー20 GTXという、ゴアテックスのランニングシューズを履いていました。しかし、左足小指外側あたりに、穴が空いてしまいました(笑)。それそろ、買い替えどきかな、と。
しかし、現在、ミズノはゴアテックスの「ランニングシューズ」は生産していないようです。
ネットで調べると、アシックスは生産しているらしい。実店舗を少し回って探してみました。STEPスポーツ東京本店(水道橋)、それと、アメ横周辺をチョコチョコ。しかし、アシックスのゴアテックスのランニングシューズは置いていません。複数の店員さんによると「今、ゴアテックスは、トレイルの方になっちゃうんですよね。」とのこと。
やっと、やや郊外のスポーツ専門店で見つけたものの、筆者が普段履いている27.5がない。27.0を試し履きすると、店員さんも、「ちょっと、痛くなっちゃうかもしれないですね。」とのこと。この感じから、27.5なら大丈夫かな、と思い、Amazonで注文しました。
Amazonでの価格は、サイズによって異なり、日によっても異なりますが、2021年10月上旬現在、10,561円+106ポイントです。ゴアテックスのシューズとしては、かなりお求めやすいかと思います。返品などがしやすいかな、と思い、Amazonにしました。
履いた感じは?
27.5の2Eですが、筆者の足は幅広気味なので、最初は、ちょっと幅がきつめかな、という気がしました。靴紐を、結ぶ部分の長さがかなり短くなるくらい、緩めています。それでも、最初、右足小指の爪の右下あたりが、少し、靴ずれしました。ただし、この程度の靴ずれは、最初は、どんな靴でも生じがちでしょう。その後は全く問題なく、快適に履けています。
走った感じは?
質量は300gほどで、かなり重いです。ランニング中級者以上が、ビュンビュンとスピード練習や、いいペースでのJog、距離走をする感じではないでしょう。スローJog向けかと思います。アシックスの公式サイトでも、GT-1000シリーズは、スピード、反発性ではなく、安定性、に分類されています。また、接地の感じが、ちょっと固めかな、と思います。
一方で、安定性は高く、走りの技術がまだ未熟な、雨の日に走りたい初心者には最適でしょう。雨の日にも走りたい初心者なんているのか?と思うかもしれませんが、初心者は、傘をさしながらJogをしても、十分トレーニング効果はあると思います。
防水性は?
2021年9月29日、台風16号が太平洋を進み、東京はそれなりの風雨でした。筆者は、この日、GT-1000 9 G-TXを履いて外出しました。
雨をはじいている!(水滴が見えますか?)。靴の中も濡れていません。かなり高い防水性を誇っていると思います。
ASICS社の実績と信頼性
ASICS社は、1949年に創業者・鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して興した会社です。創業哲学は「健全な身体に健全な精神があれかし」というもので、世界中の人々に心身ともに健康で幸せな生活を実現してほしいという願いを表しています。
ASICS社は、長期的な視点で表した「VISION2030」では、当社の創業哲学を改めて中心に据え、「誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する」ことを目指す姿として掲げています。
一時期、ナイキ社の厚底シューズに押され気味に見えましたが、2023年現在、トップランナー向けにも、「METASPEED SKY」は評価が高く、シェアを広げています。
ASICS社のシューズは、多くのトップアスリート、市民ランナー、一般人に履かれ、実績と信頼性は絶大と言えます。
ゴアテックスとは?
アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材の商標名です。水が入ってくるのは防ぐのに、汗による湿気は外に逃がす。すごいですね。非常に微細な孔がたくさん開いていて、液体の水は通さないが、水蒸気は通すようです。
ゴアテックス製品にはすべて、黒いタグがつけられています。これは、厳しい品質基準によって作られた品質保証の証しです。
FLYTEFOAMテクノロジーとは?
アシックスの公式サイトに詳しいことが載っています。要するに、軽量化しながら、クッション性、耐久性も実現した、アシックスの技術のようです。
GT-1000 9 G-TXでは、FLYTEFOAMテクノロジーを、かかと部の路面に近い位置に組み込んでいるようです。
ピーキング(テーパリング、試合に向けてピークを作る)の考え方
たむじょー選手の全日本実業団陸上2021 1500m 3分48秒51